鳥獣戯画

鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)とは、カエルを始めウサギやサルなどの動物を擬人化した(人間の様に描いた)イラストです。

もとの絵は、京都にある高山寺というお寺の宝物として伝わる巻物に描かれています。この巻物は今からおよそ900年前の平安時代鎌倉時代の頃に作られたと考えられています。

当時の社会の様子を少し批判しながら描いた絵だと想像されますが、カエルやウサギたちのおかげでユーモアを感じることができます。このため、鳥獣戯画は世界で最も古い漫画と言われることもあります。

ウサギやサルと並んで、カエルも昔から日本人にとっても身近で、馴染み深い動物であったといえます。

鳥獣戯画のデザインは、今でも様々なところに使われています。

このAmphibian Universityで使われている鳥獣戯画のイラストは、デザイナーのTopeconHeros ダーヤマさんにより作製されたものです。

鳥獣戯画 Q&A

広島大学両生類研究センターには鳥獣戯画が世界で唯一のデザインされたものがあります。それはなんでしょう?

展示スペースのあるエレベーターです。この扉には相撲を取った後のカエルたちが描かれています。(他の場所で同じものを見つけた方はお知らせください)