学名:Pelophylax nigromaculatus(ペロフィラックス ニグロマキュラータス)
英語名:Black-spotted pond Frog(ブラック スポットド ポンド フロッグ)
分布:本州(トウキョウダルマガエルが生息する関東地方から仙台平野を除く)、四国、九州。北海道や対馬にも生息していて、国外では朝鮮半島、中国で生息していることが確認されています。
生息場所は、平地から低山地の水田、畑、池、水たまりのある河川等、様々な場所で生息することが知られています。
主にミミズ、クモ、昆虫を食べて生活しています。また、飲み込むことのできてしまう大きさのカエルも食べてしまいます。大人になると全長4㎝から9㎝の大きさになり、メスはオスよりも大きくなります。
体の色:成熟していない子供のガエルは、緑や茶褐色など様々ですが、大人になるとオスとメスで体の色が異なります。
オス…成熟すると背中が緑色や黄色になり、暗色斑紋(あんしょくはんもん, 濃い色をしたまだら模様)ははっきりとしていません。
メス…背中の色は緑色や灰色、茶褐色になり、不規則な暗色斑紋があります。
模様の特徴:
背中線(はいちゅうせん, 背中の中央にある鼻先からお尻まで続く線)
背側線(はいそくせん, 両目の後ろからお尻まで続く細い線)
隆条(りゅうじょう, 体の表面ある筋状の盛り上がり)
お腹の色:オスもメスも模様がなく、白い色をしています。
顔:鼻先は尖っていて、口を大きく開くことがきます。鼓膜は眼よりやや小さいです。
脚:トウキョウダルマガエルやナゴヤダルマガエルと比べて、後肢が長くジャンプ力があります。また、水かきがとても発達していて、泳ぎも得意です。
繁殖期は4月から6月で、田植えの準備が終わった水田に集まって産卵する。
卵は球を押しつぶしたような球形の塊を産みます。
オスは前肢の内側 第1指に婚姻瘤(こんいんりゅう)があります。メスにはありません。
オスは鼓膜の下にある一対の鳴のうを膨らませてグルルル、グルルル、と鳴きます。メスは鳴きません。
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関東地方にはいないの?
関東地方にはいません。関東で見ることのあるトノサマガエルのようなカエルは、トウキョウダルマガエルです。